2017 シクロクロスワールドカップ コクサイデ大会 WorldCup Koksijde
前日のSuperPrestigeを少し抑えて走った、というか、走らざるを負えなかったから、ワールドカップは少し走れるのではないかと期待していた。例年、絶対にいい走りをするんだと意気込んでいるコクサイデ。毎年、ベストな状態で挑めるわけではない。去年はかなり気合い入れていい走りができるのではないかなと思っていたけれど、強風のためレースは中止になった。そして、今年もかなり風が強く、今年もレース中止かな?なんて他チームのメカニック達とおもしろおかしく話し合った。
コースの試走をした感じではそこまで悪くは感じなかった。むしろ、前日のSuperPrestigeより身体が楽に感じた。タイヤのセッティングもパパっと決まり、気分良く試走を終え、レースに備える。
レースがスタートし、去年から採用されたスタート直後の担ぎ区間を経て、落車を回避しながらレースを進める。が、ランセクションでもう何もかもが終わった。もう歩いてるのも精一杯。各選手の背中が遠ざかる。自分で自分が異次元の遅さなのがわかった。その場から逃げ出したかった、けど、これはワールドカップ。とにかく、できる限りの力で走り続けた。レースは30分も走れなかった。こんなこと、この数年で初めて。あり得ない、、と思ったけど、とにかく、レースを終えてほっとした。
レース後、チームトラックに戻るまではもうフラフラでもう心底疲れた、という言葉が正しかった。。自転車の上でハンドルで上半身を支えることもままならなかった。
この日はレース前から内臓が痛くてまともにご飯を食べれなかったけど、レース後のフリッツはなぜかとてもおいしく感じた。
レース後、スタッフはすごい残念な顔をしているし、ムードは悪かった。めっちゃ悪いレースをしたのはわかっている、あり得ないほど遅かった。けど、最後まで走ったし、許してほしいとも思った。手を抜いたわけではない。ぼくも走っていてすごく悔しかった。ピットで待っているスタッフも悔しかったんだろう、その気持ちもわかる。
僕は次に予定していた火曜日のナイトレース、Nacht van Woerden UCI2のレースをキャンセルするようにスタッフに伝えた。今は身体と気持ちがもうついていかない。
ArdooieUCI2や何レースかの走りを見る限り、今年の走りは悪くはない。例年より速く走れている。ただ、Meulebekeの怪我から少しずつ歯車が狂い、例年のように連戦に対しての免疫も怪我の影響でかなり落ちている。その他、ここ一か月の自身のスケジュールを見直しても、かなりの過密スケジュールをこなしてきた。身体がもうついてきていないのは明らか。自分のトレーニングリズムを取り戻し、次の10月29日日曜日のSuperPrestige Ruddervoorde に備える。負けない。