2017 スーパープレスティージュ第3戦 ボーム ニールズアルベルトCX SuperPrestige Boom Niels Albert CX

Ardooie UCI2が終わり、一日挟んでボーム。このコースを走るのは初めて。ArdooieUCI2で感じたことを色々と修正を加えてみたけど、結果的には悪い方向に働いた。それに、ArdooieUCI2で得た身体のダメージがひどく、内臓の調子が悪くなり、胃がずっときりきりと痛い状態が続いていた。それにこのボーム当日はひどい眠気でレースだっていうのに寝たくて仕方なかった。レース1時間前はとにかくコーヒーをがぶ飲みし続け、眠気を飛ばした。

コースは高低差があるものの、芝がとても締まっていて、高速コースだった。得意なコースだなぁと感じたけれど、とにかく、走るもなにするも注意力がなかった。途中の砂区間も得意なはずなのにバイクのバランスを崩して思うように走れなかった。今思えば、Ardooieのあとのポジションの修正が悪かった。そして、左足が試走する時点で悲鳴を上げていた。これはまずい、レースどころではないと思った。この左足は患部ではなく、患部を庇うために筋肉の使い方が乱れて悪循環になっていた。患部も疲労により、足首がぐらつく。今の状態では患部に対し、オーバーワークになっているのが嫌でもわかった。

とにかく、スタートするしかない。SuperPrestigeに全戦契約させてもらっておきながら、結果がGietenはまだよかった、ZonhovenはDNF、そしてこのBoomでもリタイアという選択は避けたかった。

とにかく流れに乗って、いけるとこまで行こう。そう少し守りに入った気持ちでスタートを切る。スタートして、流れに乗ったところで前の選手が詰まって急に減速し、僕はその選手に突っ込みかけ、脚をつき、落車を回避。けど、集団から遅れる形でホームストレートを抜けていく。やっぱり気持ちが入ってスタートしないとこういうトラブルを呼ぶよね、と再認識。集中しないと。レースはやっぱり気持ちがないと本当に蹴落とされる。気を少し引き締め、最後尾なので焦らず確実に走り、前を追う。

半周もするうちにもう左足の出力がしなくなった。ピット横でスタッフにとりあえず走ると伝え、UCI80%ルールで切られるまで走った。この日はアマチュア選手がちらほらいたので、彼らと少し混じらせてもらい一緒に走った。マイナス4周でレースを降りた。25位。

ArdooieUCI2で、高速レースだったので路面からの突き上げによって内臓が疲れていたのは理解していたし、疲労が抜けきれなかったのもわかっていた。レース前の集中力の無さも、スタートのミスも、大きな事故を起こさなかっただけまだよかった。このレースはとにかく形のリザルトを残すために最後まで走った。

走っていて、たくさんの人に応援をしてもらえるけど、それに応えれない。応えるためのベルギーでのレースに対する物事の組み立て方をまたもう一度考えないといけない。

この日の翌日はワールドカップ コクサイデ大会のため、多くの選手がDNSだった。でも世界のトップはこのスケジュールでも余裕でこなしていく。ただただ、改めて力の差を見せつけられる。わかっているんだけど。。