SuperPrestige Ruddervoorde UCI1

Koppenbergcrossから中一日でスーパープレステージ。UCI1クラスのほぼ連戦、Koppenbergcrossはレースもハードだったので疲労が溜まってきついレースになると思ったが、もうこの2レースはセットのように思う。

Ruddervoordeは芝と丘、砂セクションの組み合わせ。ただ一つの丘を上手に使ってコースが作られている。見た目以上にハードで常に踏んでいかないといけない。更にこの日は前日から雨が降り続き、レース当日こそ小雨から晴れとなったけれど、路面状況はマッドコンディション。試走の段階で空気圧は1.4Bar、タイヤはベイビーライムス。バイクは毎周回交換するのが必須の状況。泥で乗車できない区間がレース中には増えそうに感じた。参加者はU23クラスと混走のため、72人。コンディションも悪いため、スタートが重要になる。

スタートコールアップ待ち

顔馴染み。

スタートコールの時に顔なじみのアマチュア選手と話していた。”去年はドライのレースが多かったけれど、今年はシーズンの早い段階から泥だね”なんて話しながらお互いの近況を報告し合った。

橋川Jo君にもレースサポートを手伝ってもらった

さて、レース。スタートは気持ちよく踏め、スタート位置通りにコースインできた。泥で各選手まっすぐ走れないので細かい落車はあるものの大きなトラブルはなく、順位をキープ。そして一か所目のキャンバーセクションがスタート後の混乱でラン区間となり、各選手ランをした。ぼくはバイクを担いでランしたけれど、脚が泥で滑り、転倒。転ぶまでは普段の定位置より幾分前方を走行できていたのに転倒後急いで起き上がるが既にいつもの定位置より後ろになっていた。調子に乗るとこういうことが起こる、、、なんて考えながらいつもの選手たちに囲まれながら必死にレースを進めた。

バイク交換後、ペースを上げる

ペースを上げていく。

泥の状態は毎周回変化する

コースは試走の時より轍は深くなり、泥も深く、粘着質になっていた。毎コーナーごとにラインを選びつつ、一定のペースを保つことを意識した。バイクを2周目後半に交換し、ペースを一気に上げていく。序盤こそ転倒の影響もあり、少々遅れをとったが2,3周目からはハイペースでパックを一つずつ上げていく展開になった。

積極的に攻める

バイクを毎周回交換したかったが、ピットの洗車機がわずか6台前後しかなく、各選手毎周回バイク交換を行うのでピットは大混乱。試走の時点で洗車機の数が少ないと感じていたので、バイクが毎周回用意されていない可能性があるとレース前から感じていた。レース中もピットの洗車機周りの人だかりを確認した。ピットに入ることを諦め、1周半でバイク交換をするようにした。ピットに入る前に自転車が用意できているか確認を取りたかったけれど、スタッフとの連携もとれないぐらいの混乱ぶりだったので自分で全て判断していくしかなかった。周回を重ねるごとにバイクの準備に時間がかかり、最後は2周半、同じバイクで走り続けた。そこで足切り。

泥区間を進む。

恐らくラップアウトされる直前。バイクの重さはかなりのものだった。

結果はマイナス4周の47位。ペースをつかめ出して、45位争いのパックを射程圏内に捉えたところで僕からマイナス4周で下ろされ、少々悔しく感じた。

今回の欧州遠征最後のレース、少し悔しかったがポジティブにレースを終えることができた。レースもマッドコンディションでハードだったし、バイク交換ができないことでペースが落ちた部分もあるけど、ぼくの走る順位あたりの選手の各選手の条件は同じだったと思う。最終的には2周半も同じバイクで走り続け、バイクに負担をかけたが最後までトラブルなく走り終えてとてもよかった。

足切り後のバイク。砂セクションもあり、泥団子状態。

約4週間で7レース、各レース色んなことがあったが大きな事故やトラブルもなく、遠征を終えることができた。日本に帰国後はUCIレースを中心にシクロクロスレースを転戦します。日本でまた応援の程、宜しくお願い致します。