Kermiscross Ardooie UCI2

近年、スタート契約を正式に結んで頂けるようになった大会、ケルメスクルス。コースはとても単純でただくねくねと放牧地を走るだけ。けれども、雨となればかなりの深さの泥となり、ランが多くなるこのコース。今年はレース前までずっと天気が悪く、レース前日も一日雨が降り続き、泥コンディションが予想された。

レース会場は拠点から30分以内という近さ。会場入りすると、やはり泥に包まれたバイクを多くみかけ、コースがかなり泥コンディションなのが予想された。

Justinのチームキャンパー前にて。彼のバイクと揃う。

試走は3周、ラインや泥のパートの荒れ具合を確認した。コースは周回を重ねるごとに乾いてくるのが確認できたが同時に荒れてもいくので、この日もタイヤはベイビーライムスをチョイス。空気圧は1.5Bar。泥区間とそうでない区間がはっきり分かれているコンディションだった。それでもバイクは毎周回か2周に一回のペースで交換する必要がありそうだった。この日のピットはいつもピットに入ってくれる方とは違う慣れない2人だったのでそのあたりもケアする必要があった。

優勝候補のTomPidcock、僕は2列目のスタート位置。

スタート後の1周目、コース中盤 photo by DieterDebu

スタートは2列目、良い位置だった。スタートからあまりかかりは良くなく、泥セクションに入ってなんとかペースを維持したが50mほどの泥ラン区間でのダメージが大きく、ペースは下降ぎみだった。試走の段階で脚のコンディションがあまり良くないのは把握してたので、できる限りのペースを維持し、気持ちを強く持ってレースを進めた。

コースはどんどん荒れ、ラインがもう定まらない。

ここ数年なら大きくペースを落とすようなコンディションだったがなんとかペースを維持した。レースが終盤になり、レース当日は天気が良かったので、泥の粘度が上がり、更に重コースとなった。轍も深くなり、ハンドルをとられやすくなった。それでも遅いなりにペースを維持し、ラスト2周に入るところで前2人に追いつき、3人パックとなったが、同時に足切りで下ろされてしまった。39人出走中、-2Lapsの28位でレースを終えた。

強い日差しがコースコンディションを変化させる

目視できる範囲の前にいたパックはそのままフルラップでレースを終えていて、少しペースを持ち直すのが遅かった。しかし、レース前から感じていた脚のコンディションにしてはまだしっかりレースを進められたと思う。それに後半にかけて身体が動き出したのは嬉しい兆候だった。自分のコンディションは悪くはないと思う、引き続き強い気持ちを持ってレースに挑んでいきたい。

前から3人目がJustin。

そして、この日はJustinもレースを共にしました。彼は31位のー4Lapsでレースを終えました。厳しいレースが続きますがそれでもU23一年目の彼が今後どのようになっていくのか、楽しみです。

Yu Takenouchi

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