Grand Prix G.I.L. Immobilière UCI2 Pétange ルクセンブルク

12月31日にベルギーから300kmほど移動し、翌日の1月1日のレースに備えルクセンブルクに入る。このレースに参加するのは初めてだった。

コースは登って下るのみ。登坂がきつく、この日は雨だったため担ぎ区間も数か所あった。下りもマウンテンバイクのような下りでテクニカルだった。

この日の気温は低く、5度以下。おまけに風雨が激しく、レース前からそれ相当の準備をした。身体が冷えることは容易に想像できたのでかなり厚着をし、スタート。

スタートから1周目は担ぎ区間が苦しく、ペースを上げれなかった。レース中盤からリズムを取り戻したけれど、ラインを定めるのが難しくなってきて、視野が狭くなってきた。低体温症だなと思った。下り区間を終えたころには身体が震え始めていて、これはまずいなぁと思いつつ、とにかくペースを上げることに専念した。しかし、いよいよ立ちこぎもままならなくなり、ラスト2周の時にトップの選手に抜かれ、マイナス1周でレースを終えた。

ゴール後、なんとかトラックまで帰ったがそのあとが悪夢だった。泥だらけの服を脱ぎたいけれど、震えが止まらなくて身体のあちこちが痙攣し、痛くて身動きとれなかった。普段、脚がつる程度なら余裕で我慢できるけれど、この日の激痛は耐えれなくて、思わず叫んでいた。新年早々、とんでもないことになっていた。

この日の風雨はフランスの方でも事故が起き、ニュースになっていた。やはり普通ではなかったのか、と思った。

僕の結果は21位で20位からがフルラップ。自分のパフォーマンスの落ち具合に落胆するけれど、再起をかけてまた積み上げなおしていこうと思った。この日は悪いなりにがむしゃらに必死にレースを進めれたので少し気持ちよかった。

次のレースは1月15日Otegem UCI2に参加。