Beringen UCI2

今年から新たにできたレース、Beringen。元炭鉱で掘削の残土が山になって残っており、その山を登って下ってを繰り返すコース。前情報では1周で約90mの標高を上るそうで、少し気が重かったけど、なんでも挑戦だと思い、レースに参加しました。

試走を終え、まずは前情報通り、登坂が多く、スタート後に長い登り。そのあと、高速のキャッバー下りを挟み、もう一度登坂セクション。その後、下ってゴールだが、また最後の下りは高速キャンバー。1周で二回の登坂と二回の下り。単純なコースだった。路面は荒れていて、岩が所々にあったり、角のあるコンクリートが地面にあり、僕は試走でリアタイヤをパンクさせてしまった。空気圧は迷ったがだいたい1.6Barあたり。路面状況はドライで乾いていたので、タイヤは迷わずシケインを選択。このコースにまさしくぴったりなタイヤだった。下りのキャンバーの処理、登りはいかにリズムよく登り続けれるかが勝負だった。スタート後はすぐに降車しての登坂があったのでスタート後の混乱が心配された。

この日はジャスティンは不参加だったので、ジャスティンのキャンパーをお借りしてレースに行かせてもらった。一人で使うキャンパーは快適で各選手が使う訳がよくわかった。

僕は映ってないけど、3列目。いつもの世界のトップ選手たち。

出走者は36名と少ない。UCI2クラスだが、ベルギー国内トップ選手が集ういつものハイクラスだった。レース同日に近国でもUCIレースが開催されていたので多くの選手がそちらに流れていた。

スタートし、久々にスピードに乗ったスタートを切れた。そのまま1コーナーを回り、落ち着いて降車登坂セクションに入る。その後、すぐに乗車したかったがコースの幅が狭い上に各選手の位置取り争いも加わり、乗車できず、しばらくランで場をやり過ごした。最初の登坂を終え、高速キャンバーを下る。しかし、渋滞気味でゆっくり下った。その後、もう一度登坂を挟み、下って一周完了。気持ちを落ち着かせようと必死だったが、前にだいたいフルラップ基準の選手がいるパックがみえたので、追いつきたくてペースを上げる。しかし、この時にペースを少し上げ過ぎてしまい、二周目の登坂で失速。順位を5番ほど落とした。

序盤の一番遅れた場面

3周目後半からペースを取り戻し、前を追う。そこからは順位を上げ続け、1周目終了時点の位置ぐらいにまで戻ったが、なかなかその前にまで追い付けない。苦手意識の強い登坂だったがしっかりリズムよくペースを刻み続けた。

中盤にかけて単独で前の選手を一人ずつキャッチしていく展開

しかし、10周のうち、残り3周で足切り。47分で足切りだった。結果は21位。惜しいといってはなんだけど、良い傾向に持ってこれていると感じた。序盤のペースを焦り過ぎた、そこで我慢してしっかりイーブンで走り続けることをもう少し強く意識するべきだったと思う。かかりも今回の遠征で一番良かった。苦手なコースに挑んだ甲斐があった。6人前の選手からフルラップ。だいたい今の目標にするライン、自分の調子、が掴めてきている。

スタートゴール地点の舗装路のパートの調子が良かった

次回のレースは今回のこのBeringen翌日にBレースを予定していたが、スタッフの事情でキャンセルとなった。なので、次回は11月1日、KoppenbergCross。またもや登坂レース。毎年、大きなYuTakenouchiコールを頂けるレース。今年も応援してもらえるように気持ち込めて頑張ります。

Yu Takenouchi

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