ベルギーケルメス Moorslede

ベルギー滞在中、XCE世界選手権の翌日の8月16日は少年たちのレースの合間で時間があったのでMoorsledeで行われたアマチュアケルメスに参戦。48人中、結果は8位でした。

1年ぶりのケルメス。そして、前年度は1時間半以降ぴったり踏めなくなってしまって、自分でもケルメスが以前よりかなりきつく感じた。今年もどうかなと不安に思っていたけれど、結果としては良かった。

出走者48人のレース。ケルメスは出走人数の違いでレース展開が異なることが多く感じる、50人ほどだと、序盤からアタックの掛け合いで人数が絞られていくことが多く、とにかく、前に前に動いていかないとすぐに後ろ集団に取り残され、足切りにされてしまう。そして、人数が少ないからと言って簡単にいい数字の結果がとれるわけでもなく、ほんとの意味で上位に入るのは簡単ではない。

このままなんとなくスタート

今回のMoorsledeは2本、坂らしい坂があり、それ以外もだいたいだらだらと下ってるか上ってるかの結構珍しいコースに感じた。4.8kmを21周のレース。ケルメスでスピードトレーニングがしたかったので少し残念な気もしたが、どちらにせよきついレースになるのは容易に想像できた。久々のケルメスに不安と期待でとりあえずスタートした。

序盤からやはり積極的にレースが動く。だいたい1時間以内に大きく展開が動くのでそれまで見極めて動こうと思った。1周目は様子見、2周目からは積極的に動けるタイミングで動いていった。

なんとしても少人数に絞りたい

積極的に動く

身体が結構元気だった。前に前に行って早めに少人数で抜け出したい気持ちがあったけれど、やり過ぎてしまって、途中三人逃げになったり、二人逃げになったり。。。二人逃げの時は無意味感というか無謀なことがわかりきっていて、やり過ぎてしまってる、、序盤からそれはやりすぎや、、、と頭の中が赤信号全灯状態。でも、その展開になったらいくしかなくて、できる限りは踏み続けた。こんな感じで序盤はレースを積極的に進めた。

早くだれか追いついてきてと願い続けた2人のアタック。1周半逃げた。

レースが1時間半ほどになってようやく集団が小さくなった。それまでは毎周回アタックがかかり、それをみんなで追走、もしくは前で動いて、、を繰り返してさすがにいい加減に人数減れ!って思ったらようやく18人ほどに絞られた。でも、その人数だと前を引く回数にムラができ、今度はおまえがひけよ大会が始まる。そして、大概「ジャップ、ひけよ!休むな!」が始まる。とりあえず、この18人を確実に先行させたいから始めのうちは積極的にひいていく。

18人の集団のペースをキープする

途中、雨。コーナーは慎重に。路面めっちゃ滑る。

それでもあまりに統率がとれなくて、無意味な中切れが起き、それをまたもや僕のせいにして「おいジャップ」って怒鳴られるから、あまりに頭きて「おい、ふざけるな、こっちはこんだけやってんだろ、この********」と英語でまくしたて返し、言い返し、喧嘩。の図がこちら。相手もわかってて言ってるから怒鳴り返すとだまる。いつものこと。日々戦争。ひるんだら負け。

手を上げてローテーションが回らず怒ってるアピール

僕の隣の人はなぜか僕のせいって怒ってる。この人、いつもうるさい人のうちの一人。久々に怒鳴った 。

まぁでも、喧嘩した相手よりかは前でゴールは絶対したいし、もう一度集団を小さくしたかったし、レース終盤にかけてしっかり休みつつ流れを見て、集団がわれるなと判断したタイミングで前の先行グループにブリッジして、ジョイン。喧嘩相手は乗り損ねてた。最後は力で勝たないと意味ない。

約10人に絞られる

ラストの7人の追走集団

10人のトップ集団。そこから、最終3周で2人が逃げ、彼らは逃げ切り。僕は3位争いの7人の小集団スプリントで、最終コーナーで埋もれてしまい、8位でレースを終えた。

下りゴールで路面がウェットだったので縦1列のスプリントになった。僕は後方。残念。

レース内容は良かったと思う、積極的に常に前でレースを動かし、しっかり大事なポイントではいいところにいれた。ラスト3周から急に脚が疲れてしまい、先行2人の動きに反応する気にならなかったのは残念。あと、ラストコーナーでの追い込みが足らなかった。けれど、まぁ総じて久々のロードレースなのに良い動きができたし、今回は上出来だったなと思う。それにしても、坂では毎回アタックで21周あった中、アタックがなかったのは3,4周だけだったと思う、良くもがいたレースだった。そして、去年と違い、積極的に動いた上でしっかりレースを最後まで走れてよかった。

ユーラシアの皆もいました。残りのレースも頑張ってね。

ベルギー滞在中、この1レースだけの参戦になったけれど、良いイメージでレースが出来たので十分だった。あと1か月で本格的に始まるシクロクロスシーズンに向けて引き続き頑張ってトレーニングしていこうと思う。

Thanks for Nice photos from Pomer and Martine 🙂

Yu Takenouchi

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