2018 シクロクロスワールドカップ 第9戦 ホーガヘイデ大会

連戦。

前日のレース、ルクフェンで自身の調子の良さを確認できたので気持ちに余裕を持ってレースに挑めた。前日のようなパフォーマンスがまた出せたら最高だけど、それは高望みであるのは自分でよくわかっていた。しかし、だからこそポジティブな意味で割り切って走ろうと決めていた。

試走の段階で泥用タイヤが良かったけれど、あえてドライタイヤを選択。そして、リムハイトも高いF4Dのホイールを選択。試走をした限り、トップ選手との技術と脚力による僕らと彼らのスピード差が顕著に現れるコースに思えた。では、そことの差を埋める、彼らのスピード域ならどの選択をするかと考えたらドライタイヤとF4Dの選択だった。

今日の出走人数は73人。そのほぼ最後尾スタート。

スタート後の混乱は必至だった。

スタート後の舗装路はいい形で問題なく進めたが、ダートに入る手前の立体交差で予定通りに落車が起きて、落車の回避待ち。そのあとも混乱はあったが、とりあえず1周回目を終える。身体がつらく、やはり前日の時のようにパワフルな走りが出来ていなかった。左脚が耐えれないながらも頑張ってくれと願い、必死に走った。

周回を重ねるごとにコースのリズムを捉え、ペースを上げれた。10秒差ないほどで前に大きな集団があったけれど、そこに追いつきそうで追いつけず。一人で前を追っていた。だけど、僕自身のペースが落ちることはなく、逆にペースが上がってきたのでその集団に追いついた。しかし、その集団に追いついた周回で集団内で落車が起き、またも少し離された。おそらくそろそろUCI80%ルールで足切りにされる気がしていたので一つでも順位を上げるべく、必死にペースをまた上げ直した。

やはりその周に足切り、55位。マイナス5周。一緒に出走した小坂光選手は59位で同じくマイナス5周。

もう少し序盤でペースをつかめたら、50位以内も可能だったなと思う。F4Dの選択も僕にはオーバースペックとなった走りだった、でも結果として良いトライをしたと思う。そして、レース連戦なのにしっかりと身体が動いてくれてまずは喜ばないといけないと思った。10月はひどいものだった。けれど、徐々に身体が回復してきて、今となっては連戦でも自分で納得のいく範囲で動いてくれた。

良い週末だった。耐えたからこそ、良い週末がある。

世界選手権は今週末日曜日、2月4日。いい形でシーズンを終えたい。

Photos by @nobuhikotanabe