2019マウンテンバイク全日本選手権 XCO
マウンテンバイク全日本選手権3日目。前2日ともレースを戦ってきたのでもうステージレースの気分でこの日の朝を迎えた。疲労は感じていたけれど、特に気負ってもなかったので、会場へは天気が良かったので観光しがてらゆっくりと入った。
レースまで時間があり、のんびりと準備を進めた。暑くなりそうだったが、コースが林間区間が多いので直射日光を遮られる時間が長いのは救いだった。
僕のゼッケンナンバーは7番。スタートラインへは前方よりコールされ、スタートポジションに並んだ。砂利が浮いており、滑りやすいけれど、僕は外側の2番を選んだ、草が少し生えていて比較的地面が固まってそうで走りやすそうに見えた。
スタートラインに並び、前を向き、スタート。そこそこ良いスタートを切れ、4番手ほどでコースイン。途中、トップの選手がコースを間違えかけ、それを違うよ!と声かけて脚を少し止めた隙に他の選手に抜かれ、なんやねん世知辛いなぁと思いつつ、シングルトラックへ。コースの印象が少し変わってるように感じて、リズムが悪く、先頭集団から少し遅れてしまう。コース後半の登坂区間でジャンプして先頭集団に追いつくも、その時に踏む過ぎてしまったようで、1周目後半に先頭集団からドロップ。
XCEの時のように漕いではいけないと思いつつも力み過ぎて登坂が思ったようにペダリングできなくて苦戦した。登坂で予想以上に体力を使うから、その後のシングルトラックでも疲れてしまっていいリズムを刻めなかった。2人の5位パックになるも、そこからまたしてもドロップ。単独6位でレースを進めた。
レース中盤、先頭集団から一人がペースダウンしてきたので、パスして単独5位。そこから淡々と走り続け、一時期3位争いの2人パックまで20秒台まで詰めたけれど、登坂でペースを上げきれず、差が詰まり切らなかった。
その後、また少し差が開き、最終周まで差はほとんど変わらず、30秒前後をキープした。しかし、ラスト一周の後半で筋痙攣がおき、水分補給を疎かにしてしまったツケが回ってきた。それと同時に少し集中力が切れてしまい、ゲームオーバー。最後は5位はキープしたまま、ペースダウンし、前との差が少し開いてしまったままでゴール。
三日間レースしてたのは僕だけだし、僕一人だけ感じていたと思うけど、すごく達成感があるゴールだった。リラックスはしていたものの、3日間、結果を出さないといけない状況だったし、なんとなく気は常に張っていたんだと思う。その緊張の糸がラスト半周で切れたんだと自分でもわかった。やっと終わった、あとはもうゴール。そう自分の中で思った、決して悪い感情でもなかったし、寧ろ清々しさもあるぐらいだった。
けど、後悔はある。レース中に登坂のリズムが悪かった点、更に1周目で無理してペースを上げ過ぎた点。まぁ勝負をするから上げたのだけど、もう少し冷静にクレバーに走れば、この日の状態でもレース中盤の3位争いに絡んだ展開に持ち込めたのになと悔しい。更に言えば、この前2日の結果を踏まえ、この日の大一番を3位などで締めくくれたら最高だったのになとも思う。E-bike、XCEのペダリングにXCOを関係させる考えをしてしまって、登坂のリズムが悪くなった。もっと楽に速く走れるのに惑わされてしまった。この点はレース後、一番悔やまれた。
全日本選手権5位というのはマウンテンバイク復帰後の最高の結果だった。走りも今までで一番良かったと思うし、コースも平均スピードが高くて好みだった。だからこそ、もっと結果を出したかったなと悔やまれた。けど、この三日間の3レース、東洋フレームの皆や応援してくださる皆様に支えられレースをさせてもらい、本当に良かった。この悔しさを踏まえ、また次戦以降のレースで頑張っていきたい。
最後になりましたが、マウンテンバイク全日本選手権の三日間3レース、すべてのレースでたくさんの応援を頂き、どうもありがとうございました。これからも、多種多様になんでも挑戦させて頂き、またいろんな場面で皆さんの目に留まれるように頑張ります。今後ともよろしくお願いします。