2017 シクロクロスワールドカップ 第7戦ゾルダー大会
いつものことだけれど、とても慌ただしい時間を日本で過ごし、ベルギーに戻ってきた。
ベルギーに渡って5日後がシーズン後半の欧州遠征の初戦、ワールドカップ第7戦ゾルダー大会。渡欧後、今大会までは比較的のんびりと過ごさせてもらった。
レース前日の午前中までは雨が降り続いていたので、レース前日のコースのコンディションはマッドを想像したけれど、予想と反してほぼドライでコースのスピードの乗りが非常によく、まさにスピードコースと言えた。試走は無理せず、30分ほどで速やかに終え、体力を翌日に残しておくようにした。この日の調子は非常によく、ケイデンスは理想通りだった。
レース当日、この日も明け方から3時間ほど雨が降り続いた。レース直前の試走では、コース上の雨の影響は感じらなかったけれど、多くのカテゴリーがレースを終えたのでコースの轍が深くなり、コースの印象が変わっていた。前日の試走でハイスピードレースになると想像できたので、リムハイトの高いF4Dで試走を始めたけれど、急な上り返し等での失速が目立ったため、F3Dでスタートすることにした。前日より体がとても重く、スタートから先行きが不安だった。
この日は60人超のエントリー、そして、僕はほぼ最後尾列でスタートラインに並んだ。スタート後の混乱に巻き込まれないことを祈り、スタート。Zolderのスタートはスピードが乗る。
スタート後、ホームストレートではかなり比較的に良い位置までスルスルと上がっていくことに成功。スピードコースなので今の僕には序盤の位置取りは肝心だった。しかし、1コーナーのアウト側の落車でストップせざるを終えなくなり、続く2コーナーでもイン側で起きた落車のあおりで大きくアウトに膨らみ、ピットの入り口でも少し後退せざるを終えなく、結局、元のスタート位置付近で落ち着いた。そこから、スウェーデンの選手やイタリアの選手を軸にパックを形成してレースを進めたかったけれど、1周目後半から失速し始め、目標のパックから遅れる。3周目に入るまではペースを持ち直せなかった。しかし、そこからペースを持ち直し、ペースを上げていった。下の写真、後ろのほうに僕がチラリ。
パックでレースを展開したかったけれど、ほとんど一人、または僕の後ろに選手が一人くっついている状況だった。長いホームストレートで他選手の後ろで休む作戦をするつもりでスタートしたけれど、結局誰の後ろにもつかず、ずっと前で頑張れた。ペースこそ遅かったかもしれないけれど、しっかりとペースを保ち、終盤にはペースを上げていけたのはよかった。
しかし、トップ選手が近づいてきているのはわかっていたし、早々に80%で切られる覚悟もできてていた。
53位、マイナス4周。40分でレースを下ろされた。
スピード区間でしっかりとバイクをスピードにのせれたのはよかったし、レース後半は自信を持って走ることができていた。そしてリザルトを見る限り、45位前後で走れる力はあるし、今の僕でも可能な位置。またトライする。悪くない、がんばる。
次戦は12月30日、スーパープレスティージュ ディーヘム。今季参加できる最後のスーパープレスティージュだから頑張りたい。(SuprePrestige Diegem)