白山一里野温泉スキー場 CJ1

一週間前になりますが、CJ1白山一里野大会に参加しました。レース前日の試走の時点ではドライでしたが、試走後にバイクの整備をしている時に雷と共に豪雨。天気予報ではレース当日は100%雨となっていたので、前日の試走はコースレイアウトを覚えることを目的に走り、レース当日はコンディションが大きく変わるのであまり意識しないようにした。それでも一周が短く感じ、気が付くと5周ほど走ってしまっていた。

前日のバイク整備はレース会場で行えないのでずぶ濡れになりながら撤収作業を行い、ホテルに移動後、ホテルの屋根のある場所をお借りして、レース当日の準備をした。タイヤをマッドタイヤに履き替え、その他バイクのチェックを繰り返し、レースに備えた。

レース当日、会場は雨が降っているとのことだったけれど、僕が宿泊していた小松市は雨が降っていなかったので、チェックアウト時間ギリギリまでホテルに滞在し、ホテルから出発する前にもレース前の食事を済ませ、バイクやその他の準備を全て行ってから雨の降る会場へと移動した。

この日は東洋フレームのスタッフがレース会場に来れないため、小坂光選手のじてんしゃの杜のチームスタッフにレース中のサポートをお願いした。

レース前の準備を整え、いざレース。予報通りの土砂降りの雨が降ったりやんだりを繰り返し、コースは前日とは変わってドロドロになっていた。

レースはスタートし、4位争いパックを形成し、レースを進める。登坂セクションがかなりきつかったが、それ以外のパートでは淡々と走り続けることができた。レース中盤で4,5,6位争いを展開しつつ、3位を走る小坂選手との差も縮まってきたので、よりアグレッシブに走ることを意識した。そんな矢先、シングルトラック内でリアホイールのスポークが折れるトラブル。そのトラブルによるホイールの振れを走りながら確認し、大きく変わってなかったので、そのまま走り続けた。しかし、折れたスポークが変速機に当たってトラブルがおきたので、スポークを処理し、レースを続行した。ホイールを変えてもよかったが、周回を重ねるごとに悪くなる路面のコンディションを考えると予備ホイールがドライタイヤのみだったので、ホイールを変えるチョイスをしたくなかった。更に前後のタイヤハイトが変わるのでバイクの前後バランスが変わってコントロールしにくくなるのも懸念した。

集中力も薄まってしまい、常にリアホイールを気にかけつつゴールを目指した。雨が降る中、今日この日だけでも僕を全力でサポートしてくれるじてんしゃの杜のスタッフの皆様に感謝だった。ホイールトラブルの際も予備ホイールを準備して待ってくれていた。普段はレースで競う相手チームであることが多いので、それでも僕に温かくしていただいてとても嬉しかった。

レースはそのトラブルの影響もあり、ペースを上げ切れず、6位でゴールした。

レース全体としてはトラブルもあったけれど、八幡浜、韓国の時よりかは気持ちを込めてこぐことができてとても嬉しかった。次のマウンテンバイクレースは全日本選手権になる、少し不安が残るレースとなったけれど、全力でレースに臨みたい。

最後になりましたが、この日サポートしていただいた、小坂光選手、じてんしゃの杜のスタッフの皆様、どうもありがとうございました。

Yu Takenouchi

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