溶接フレーム

自転車フレームはとてもシンプルな構造物です。

そしてそのフレームの乗り味を決めるクロモリチューブ。

外径、バデッド(厚み)はもちろん、熱処理の有無から鋼の化学成分比率などチューブの種類は多種多様。

どの位置にどんなチューブを配置するかが重要なことはよく言われますが、

東洋フレームは更にその先、どの位置をどんな溶接方法で繋ぎ合わせるか、まで考えております。

 

これはラグ、ラグレス、TIG、全ての溶接を熟知し使いこなせることが前提です。

熟知すると言うのは、材料と各溶接方法の相性と良し悪し、各溶接方法での熱収縮性の割合を把握し、予め材料を加工するところまで遡ります。

そしてそのフレームが全ての溶接を終えた時、設計通りの寸法になる様に繊細な日本の仕事を、

一つ一つの工程で熟してつくりあげます。

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溶接フレームは絶対に熱影響で溶接後に変形を起こします。

量産製の溶接フレームでカタログに表記された寸法通りのモノを見たことがありません。

それは溶接後の変形を予め予想して材料から加工するといった繊細な仕事が出来ていないからです。

 

いくらジオメトリをうたっていてもその数字が出ていなければそれに何の価値があるのか、

ましてその数字が出ているどうかも分からないまま世に出している始末です。

 

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東洋フレーム製のフレームはオーダー品から量産品に至るまで全てが、厳しい寸法、精度検査の工程を繰り返し製品になっています。

その品質はひと漕ぎで別世界に連れ去ることをお約束致します。

製品に詰め込んだ『メイドインジャパン』の本質を感じて頂ける、モノづくりを今後も変わらずに続けていきます。

 

 

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