148cm女子のE-Bikeチャレンジ 初めて編

東洋フレームにラインナップされているE-MTB(アシスト付きMTB) ”AEB” を、小柄な方にも楽しんで頂けるようにパーツアッセンブル等を工夫してみたら、148㎝の彼女にも快適に乗ってもらえるようにできました。

初めは石垣社長の「だれかちっちゃい子おらん?」から始まり、ちょうど彼女が自転車に乗りたい挑戦したいって言っていたので、バイクをお借りし、150㎝前後のライダー向けテストライドをはじめさせて頂きました。ライドを共にした竹之内悠目線でお伝えさせてもらいます。

まずは、今回使用した東洋フレームE-Bikeの仕様をご紹介。

竹之内悠が世界で初めての電動マウンテンバイク世界選手権へ参加したとき。
2019E-MTB世界選手権 in Canada

AEB のフレームサイズ展開は1サイズで、こちらのバイクは僕自身がE-MTB全日本選手権で優勝、そしてカナダで開催されたE-MTB世界選手権に使用したものと同じサイズ。僕が170㎝なので、かなり身長差がありますが、、、そんな女の子が乗れるような仕様にできるのでしょうか。

アイボリーがかわいいです。

主な変更点は、ホイールサイズを29インチから27.5インチ(上の画像のバイクは前後27.5の状態)へ、更にタイヤサイズも2.1などの細身のタイヤへ変更。ステムは60㎜、ハンドル幅も左右で3cmほど狭め、シートポストをゼロオフセットのものに変更し、サドルはハンドル高が高くなってお尻への負荷が上がるためそこそこのボリュームのあるものへ交換。
なんとそれだけで148㎝の方にも乗ってもらえるようになっちゃいました。

パーツアッセンブルをこのように大きく変更しても、フレームベースが良いので、ハンドリングや、全体のバイクバランスも悪くなく、僕自身がちょこんと乗ってもちっちゃいなぁと思うだけで、操作に対しては違和感なく乗れます。

第1回目。目標はビワイチに挑戦という話だったのですが、普段は運動もしていない女の子がE-Bikeでもいきなりビワイチはさすがにキツイということになり、とりあえず初めての琵琶湖の南湖一周60kmライドに挑戦。ワンピースの下にとりあえずビブパンツを穿いて、のんびりライド。

びわこ沿いを60km挑戦!

平均時速は20km以下、3時間半かけて、休憩込みなら6時間かけて無事走破しました。バッテリーは5目盛り中、2目盛り消化。相当なエコです。常にアシストがかかる速度域なので、バッテリー消費は激しいと思ったのですが。

普段運動しないので久々の運動に疲れ果てて、身体に染み渡るコンビニのおにぎり
ランチ休憩

途中、湖畔で水分補給休憩1回、おなか減り過ぎてコンビニに駆け込むの1回、ランチ休憩、おやつ休憩、の計4回の休憩をしました。

好天に恵まれました
唯一のトラブルはなぜか僕がパンクしたことくらい、、、
お尻が痛いので下り坂はお尻を上げて。服はひらひら過ぎて空気抵抗の塊。

家に帰るころにはお尻が痛い、お尻の骨が粉になるって言い続けていたました。初めての自転車に挑戦する人のほとんどが突き当たるこのトラブル。ある程度、慣れてもらう必要があるものの、その辺りはバイクセッティングなどで自転車に乗った時の全体のバランスを見て改善していける部分もあるので、再調整していきます。

帰り道はスイスイ~、運良く追い風ッ!

今回はとりあえず、普段運動しない148㎝の女の子が無事に60kmをE-Bikeで完走できました!お尻の骨さんもがんばってくれてありがとう!