精度

 

TOYOのフレームが良く進み、長い距離を乗っても疲れないのには理由が有ります。それは自転車(フレーム)の精度です。

自転車の精度とはフレームとホイールの中心が一直線上に並ぶことです。

人力で走る自転車にとってフレームの精度が促進力に多いに関係があります。フレームとホイールが一直線上に並んでいると余計な方向に力がかからず、進行方向にだけ力が伝わりロスが無いからです。精度良いフレームはそれだけで良く進み、漕ぎ出しで違いが分かります。

しかし精度の良いフレームを作ることは簡単ではありません。

海外製の様に治具で全てを固めて一気に溶接しても熱膨張と収縮で治具から外せばフレームの精度は出ていません。

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TOYOは各箇所の溶接前や溶接後にフレーム中心を出しながら製作していきます。

一台一台確認しながら手間暇をかけて作業が進むにつれてフレームの精度を上げていきます。

過去40年の膨大な数量のフレーム製作で溶接の順番、フレーム中心の出し方の研究し尽くしたノウハウを駆使し熟練工が仕上げます。

自転車を速く遠くまで乗ることを追い求めたTOYOのこだわりです。

 

TOYOにしか製作できないもの、それを求める人がいる限りフレーム製作に精進致します。

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