ホイールサイズ
ジュニアシングル車を製作致しました。
ホイールサイズ26″(650C) と24″(wo)の二種類。
ジュニア車輌だから特殊な規格のホイールサイズなのだと思われますが、乗り手(今回の場合は子供)のことを考えると自然とこのホイールサイズに決まります。
本来、乗り手のことを考えると自転車選びはホイールサイズとタイヤの大きさから選ぶものです。これは子供でも大人でも同じ考えです。
その人の用途(使用方法)と身長体重などの身体のデータから最適なホイールサイズとタイヤの大きさ、そしてジオメトリ(設計)を導き出すことが自転車選びでとても重要です。
しかし世間には700Cの自転車ばかりでホイールサイズの選択の余地はありません。これは作り手と売り手の勝手な都合です。
それはなぜか?単純にノウハウ、技術が無いからです。
フレーム製作はホイールサイズが変わるとジオメトリ(設計)を大きく変えなければしっかりとした乗り物になりません。本当に自転車の事を隅々まで理解し、気を配ることが出来なければ多種多様なホイールサイズを製作することは出来ません。
どこからか数字を引っ張ってきてジオメトリを作っていては製作不可能。
果たしてカタログに並べられたジオメトリに信念を持って決めたものがどれだけあるのだろうか。
東洋フレームはBMXの量産に始まり、MTB、ロード、シクロクロス、650Bツーリングフレームなど40年に渡り多種多様なホイールサイズと自転車を直向に作り続けてきたノウハウがあります。
そしてその千差万別の中から最適なトピックを選び使用する技術があります。
TOYO製の製品は全て信念を持って設計しております。
それは『乗り手にとって何が最適なモノか』これを常に考え追求して行くことが私達の自転車づくりです。