【ToyoFrame Logic Carbon Tube】は、クロモリフレームと組み合わせることでお互いの特性を最大限引き出せる素材を求めて開発された、国内協力工場にて生産される専用のカーボン製フレーム材。
クロモリとカーボンという2つの異材料を単に接続するだけでは、その特性は反発してしまう。
異素材におけるお互いの硬さと靭やかさが機能的に交わる点をフレーム設計へと落とし込むことで、複合フレームならではの各素材の長所を十分に発揮することが可能となった。
自転車フレーム性能の根本的な要素とも言えるジオメトリの正確さ、特にフレームセンターの精度を高いものとするためには、組み立て後に一切の変形が行えないカーボンパイプとその接合部分の工作に、絶対的な精度と多くのノウハウが求められることになる。
素材としてもパイプ内外径はもちろんのこと、真円度や反りにおいても、厳しい寸法要件を満たした製品のみが使用されている。
パイプの構造の特徴として、クロモリパイプと同様のインナーバテッド構造を採用している。これによりフレームサイズや用途によっての使い分けや、ライダーの要望に応じた異なる味付けなど、剛性を自由にコントロールしたフレームを作り出すことが出来る。