図面と製品

製造するにあたってまず必要な物が図面です。

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東洋フレームはCAD図面を元に、今でもA0の用紙に1/1の図面を手書きしています。

時代に逆行している行為に見られがちですが、それ以上にモノをつくる上で大切なことを学ぶことができます。

入社すると、この製図作業を通して製品を正確につくる(形にする)集中力を徹底的に身につけます。

折角書いた図面でも、検図の際に寸法や角度が設定と違うとなれば容赦無く1から書き直しになります。最初のうちは丸一日かけても図面が書き上がらない場合もあります。

製図作業には1本1本の線を丁寧・正確に書くことが求められます。

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CADソフトを使えば自転車フレーム図面は30分もあれば書くことができます。

しかし、それはあくまで画面上の理想の数字・寸法にすぎません。PCで出された理想の2Dを、まず1/1の2Dに具現化できなければ、その数字通りの3Dの製品ができるはずもありません。

CADでは間違いがあれば『Ctrl +Z』で戻れ、『Ctrl +C &V』で複製が簡単にできます。しかし現実世界にショートカットキーは存在しません。

我々がつくっている自転車フレームは実際に人が乗る3Dの実物です。製造途中で間違ったからといって戻ることも、コピー&ペーストで大量生産することもできません。

あくまでハンドメイドの自転車フレームはコツコツと1つ1つの作業を丁寧に積み重ねることだけが、良質な量産品の近道なのです。

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TOYO